壁紙の買い方を解説!どこで買う?いくら必要?失敗をゼロにしよう

お店

DIYで壁紙を張り替えたい方も多いのではないでしょうか。リフォーム会社や工務店などのプロに壁紙の張替を頼むと、DIYで張り替える5倍の金額がかかるとも言われています。もちろん、施工してくれる会社や貼る面積によって変わりますが、できるならDIYで価格を抑えたいところです。 自分で壁紙を購入する際のポイントをご紹介します。

壁紙購入はどこがベスト?おすすめの購入先を比較

オンライン

・大手ECサイト
楽天、Amazon

・壁紙専門にオンラインショップ
壁紙メーカー(サンゲツ、リリカラ、東リ)、壁紙わーるど壁紙本舗RILMWALPA、rasch

メリットはたくさんの種類から選べ、価格の比較も簡単なことです。デメリットとしては、配送が前提なので送料がかかることとすぐに手に入れられないことです。また、実際の質感や色味を確認しづらいため、サンプルを取寄せて比較してから購入しましょう。ほとんどのショップが比較用のカットサンプルを取り扱っています。

実店舗

・ホームセンター、インテリアショップ
コーナン、カインズ、コメリ、ニトリ

ホームセンターで壁紙の取り扱いがあります。DIYに便利なのり付き壁紙や、壁紙を貼る際の道具も購入できます。直接購入するものを確認して購入でき、すぐ持って帰れることがメリットです。商品数はそこまで多くないため、気に入ったものが見つかりにくいかもしれません。

ニトリでは貼ってはがせるシールタイプの壁紙を取り扱っています。無地だけでなく木目調や石目調などもあります。ネット限定品もあるので店舗では全ての種類は見ることができないので注意です。

・メーカーショールーム
サンゲツ、リリカラ、東リ

その場で購入はできませんが、メーカーのショールーム等があります。
メーカーのショールームはカットサンプルより大きいサンプルもあり、一部は実際に壁に施工された例もあり、イメージがしやすいです。
壁紙は面積の大きさで色のイメージが変わってきます。色には、面積が大きいほど、明るく鮮やかに見える特性があります。これを「面積効果」と言います。それだけサンプルの大きさはイメージ作りに重要です。
ショールームのデメリットは東京や大阪など主要都市などの数カ所しかないことです。また、ショールームは広く多くの商品があるため、見るのに疲れてしまう可能性もあるため、オンラインで事前に候補をあげてから行くのが効率的に探せます。

自分の部屋に必要な壁紙の量を正確に測る方法

寸法の測る場所

1.部屋の幅と高さを測ります。複数の壁がある場合は、一面ごとに計測します。
2.窓や扉の幅と高さを測ります。

必要量の計算の注意

高さ方向の注意

天井の高さ+10㎝が1枚分の床から天井まで貼るのに必要な長さです。「+10cm」は天井で角を折り曲げて角で切るための量です。

横方向の注意

壁紙の幅は1枚92cmのことが多いです。貼る際は横同士で重ねて貼り、真ん中で切ることでぴったり横の壁紙同士をくっつけます。そのため、壁のサイズを92cmで割った量より多くしなければなりません。

柄物の壁紙の場合

隣り合った柄どうしを合わせる場合、柄のリピートについても気にしなければなりません。

測り方を紹介しているサイト

詳しい計算方法や、注意点は購入する壁紙ショップのサイトでも測り方紹介していますので、購入するサイトの解説も確認してみましょう。

壁紙本舗の測り方解説リリカラの測り方解説WALPAの測り方解説

壁紙の種類とサイズ選びのコツ

無地か柄か、柄ならどんな柄がよいか

貼りやすさで選ぶなら、無地や漆喰調などの不規則な模様のものです。大きな柄の壁紙など、柄合わせが必要な壁紙は、貼る際に柄を合わせなければらないことや、そうでない壁紙より柄の繰り返しを意識してカットする必要があり、無地の壁紙より多めに用意することになります。柄物を選びたい場合は注意が必要です。

柄の場合は、壁紙は伸びる性質があるため斜めになったり、引っ張りすぎて伸びてしまうこともあります。隣り合った壁紙と上下がズレる可能性もあります。これは特に横方向の柄で特に目立ちます。柄物の中では縦方向の柄を選んだ方がミスをしたときに目立ちにくくなります。

また、部屋のサイズによっても注意が必要です。大きな柄の壁紙は手前に迫ってくる錯覚になるため、狭い部屋には小さめの柄や無地がおすすめです。

凹凸のある壁紙が見た目も貼りやすさも◎

凹凸のある壁紙は、自然光や間接照明の光で陰影が出るため、壁に趣が出ます。

その他に、壁の下地には凹凸ができることが多いのですが、壁紙がまっすぐでなく凹凸があることで、それを拾わずに目立たなくしてくれます。

接着剤の種類は、生のり付き?シール?のりなし?

生のり付きタイプ

生のり付きのメリットは、シールのように手軽に貼れるのに、みずみずしいため、壁に貼ってから乾くまでにずらしたり動かせることです。シールのように貼ってすぐにピタッとくっついてしまうとしわができたときや斜めになったときのリカバリーが難しいです。プロも生のりを使っており、貼りやすさでは◎です。
一方で、生のりは乾燥をしてしまうと使えなくなってしまいます。壁紙ワールドでは配達から1週間、壁紙本舗では配達から2~3週間で貼ってくださいとなっています。半乾きの場合は霧吹きを使ったり、乾いてしまった場合は両面テープを使ったりなど代案も記載されていますが、せっかくの生のりを使いたいものです。注文するタイミングと施工するタイミングを合わせなければなりません。

シールタイプ

カインズのリメイクシート等もこのシールタイプになっています。壁紙本舗にも貼ってはがせるシール壁紙の取り扱いがあります。シールタイプのメリットは、はがせるため原状回復が可能な点や生のりのように1週間以内に使わなければならないなどがない点です。一方で貼ってはがしたりできるため施工は簡単とされていますが、シールのため貼るとスライドはできないので空気が入ったり斜めになった場合ははがして張り直しなので少し大変です。シールタイプの方が難しいと言う職人さんもいらっしゃいます。

のりなしタイプ

のりなしタイプは一般的にローラーやハケ等で自分でのりをつけながら貼ります。そのため、のりが乾くのを気にせずに好きなタイミングで好きなところまで貼ることができます。ただ、自分でのりをつけるための道具の準備や手間がかかります。頻繁に壁紙を変える予定がある場合はおすすめですが、1回だけやたまにという場合ははがしてすぐ使えるのり付きがおすすめです。
他にも両面テープで貼る方法もあります。この場合は、現状回復ができるため賃貸でもこの方法を活用できます。壁紙本舗のHPで両面テープで施工する方法が載っています。

予算とコストを抑えるためのテクニック

店舗が送料もかからず安い!メーカーのサイトより安いオンラインショップもある

ホームセンターなどの店舗は種類は少ないですが、送料もかからず安く済みます。
壁紙わーるどなどのオンラインショップで購入すると、メーカーのオンラインショップより安い代金のことがあります。
例えば、リリカラのLL-7045を10mを埼玉県で購入するとします。壁紙わーるどで1mあたり594円(税抜)送料が1,500円なので、594×10+1,500=7,440円となります。リリカラオンラインショップでは1mあたり722円(税込み)で送料は880円なので、722×10+880=8,100円となります。この量の場合は壁紙わーるどの方が安くなります。配送地域や注文量によっても変わってくるので比較してみるとよいでしょう。

大きな面積を頼むと送料無料サービスもある

壁紙わーるどでは東京、神奈川、千葉、埼玉に限りですが、1注文合計11,000円(税込み)以上で送料無料サービスがあります。埼玉で通常の配送をしてもらったときは、送料が1,500円かかりました。けっこう大きいですよね。

壁紙にはグレードがある

壁紙には価格帯の異なるグレードがあり、壁紙メーカーのカタログはグレードによってわかれています。例えば、サンゲツのカタログに「SP」と書かれているものがあります。こちらが一般的に量産品と言われており、価格も抑えめです。デザインもよくある白い壁紙がたくさん入っています。もちろんこのカタログの中にはちょっとした柄物やカラーのものもあり、選択肢は多いです。こういったカタログから選ぶと価格を抑えることができます。

一方で、デザインに凝った壁紙や海外の壁紙を選ぶと高くつきます。ですが、せっかくの印象を変えるための壁紙ですので気に行った壁紙に挑戦したいですね。

失敗しない購入のためのチェックリスト

返品・交換ポリシー

発送後何日以内であれば返品可能などが記載されています。到着後すぐ確認しないと柄の印刷の不具合や破れなどがあった場合返品不可になってしまうので確認しておきましょう。

注文前の最終確認ポイント

注文前に以下の点を確認しておくとよいでしょう。

  • 寸法
  • 柄合わせの要不要
  • 予算
  • 耐久性
  • 抗ウイルス等の機能
  • 取寄せサンプルのイメージの一致

まとめ

壁紙を購入するときのポイントをご紹介しました。壁紙を貼ることに慣れてくれば自信もつき、壁紙でのインテリアの変更を楽しむことができます。壁紙を変えることで大きな面積が変わるのでインテリアをガラッと印象を変えることができます。是非、壁紙でインテリアを楽しんでください。

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