木製家具のメリット

木材

こんにちは!まよです。木製のテーブルや棚など木でできた家具はたくさんあります。そのような木製家具を購入しようか、別の素材の家具を購入しようか迷われている方もいらっしゃると思います。木製を家具を選ぶメリットは見た目のおしゃれさだけではないです。私は大学で林学を学び、木材についても勉強してきました。この記事では木材の性質から木製家具のメリットをご紹介しますので、家具選びの参考になればと思います。

1.おしゃれな見た目

Wooden chest of with drawers with black handles close up.

 木製家具はシンプルでもおしゃれに感じます。ナチュラルや北欧風だけでなくモダンな空間にも合います。木には木目があり、木目は、曲線や波打った直線などがあり、部位や切る方向によってさまざまな表情が見られます。他にも、木材は表面だけでなく細胞内部からも光を反射します。細胞内部からの反射は拡散的なため、木材の見る角度によって色や光の具合が変わり、人工では真似のできない美しい光沢や艶が見られます。この自然が作り出したデザインが私たちの気持ちを動かすのかもしれません。

2.リラックス効果

 木目を見つめていると癒された気分になります。これには、木目にある「1/fゆらぎ」と呼ばれるリズムが関係しています。「1/fゆらぎ」とは、規則性と不規則性が心地よいバランスで混ざり合っている状態です。木目の他にもモーツァルトの音楽や波の音、宇多田ヒカルさんなどの歌手の声にも当てはまるそうです。
 フィトンチッドという木材に含まれている成分からもリラックス効果が得られます。フィトンチッドとは植物に侵入しようとする菌や細菌、昆虫から身を守るためにある植物の自己防衛のための物質です。フィトンチッドの癒し効果は研究されており、医学的に心身の深いリラクゼーション効果があることが明らかになっているそうです。木が木製品になってもフィトンチッドの効果は持続します。そのため、木製品のある部屋では森林浴と同じような効果があると言われています。
 また、「バイオフィリア」への影響も期待できます。バイオフィリアとは人は自然と触れ合うことで、健康や幸せを得られるという考え方で、自然の要素を日常に取り入れることが、ストレスの軽減や集中力の向上などに効果的だどされています。
 

3.目に優しい

 木材は紫外線やブルーライトをよく吸収するため、木材から反射する光には目を疲れさせる紫外線やブルーライトがほとんど含まれていません。また、木材の表面には細かな凹凸があり、光を散乱させて弱めるため、人の目には優しい光になります。

4.手触りがいい

 木材からは、人工的でない凹凸がマットなよい手触りを感じることができます。
 また、木材は熱伝導率がとても小さく、ヒヤッとしません。実際に私の家の無垢材の天板はほんのり暖かく感じ、樹脂でコーティングされたテーブルはヒヤッとします。木材は細胞がたくさん集まってできており、細胞の中は空洞になっています。そのため熱伝導率が低く、断熱効果があり、その断熱効果は住宅の断熱材くらいあるとされています。

5.調湿してくれる

 木材はまわりの湿度が高いときは空気とともに水分を吸い込み、乾燥しているときは水分を放出します。この機能は木材の主成分であるセルロース、ヘミセルロースのおかげです。これらは水分子と分子結合し結合水として蓄えることができます。周りの空気が乾燥してくると、結合水の分離が起こり空気中に水分を放出します。この機能のおかげで木材は調湿を行うことができます。

6.唯一無二で使い込むことで味わいがでる

 木製家具には木目があり、その木目は1つとして同じものがありません。さらに、木材は紫外線を吸収するため、日が経つにつれ、色が濃くなっていくなどします。このため使い込むほどに深みと味わいが増していくと言われています。

7.まとめ

 木材のメリットを見た目、リラックス効果、光の反射、手触り、調湿、唯一無二の6つ観点から紹介しました。木材の良い点はたくさんありますので、家具選びの際に木製のものを見たら、このことを思い出してみてください!

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